1. トップ> 教えて!FRONTIER
  2. 教えて!FRONTIER第15回 最新グラフィックカードの実力は?

教えて!FRONTIER第15回

[第15回]最新グラフィックカードの実力は?

[2014年7月30日更新]

最近のパソコンは、モニタ出力のために必ずしもグラフィックカードを必要とはしていませんが、3Dゲームなどの高い画像処理能力を要求された場合に、グラフィックカードを取り付ける必要があります。
今回は、そんなグラフィックカードの実力を新旧取り混ぜて、ベンチマークテストで検証してみました。
グラフィックカードの役割や選び方に関しては、教えて!FRONTIER第1〜3回に掲載しています。

 [第1回] グラフィックカードってどんな役割をするの?
 [第2回] グラフィックカードの選び方を伝授!(スペック表の見方)
 [第3回] グラフィックカードの選び方を伝授!(ベンチマークの重要性)

今回テストするグラフィックカードは、最新のGeForce® GTX700シリーズから「750」「760」「770」「780」がエントリー。中でも「GeForce® GTX750」はNVIDIA最新GPU「Maxwell」コアを採用し、ワットパフォーマンスNo.1といわれています。また、今回唯一のGeForce® GTシリーズの「GT740」も参加しています。先代のGeForce® GTX600シリーズからは「650」「660」「670」「680」のエントリーです。最新のGeForce® GTX700シリーズでも採用されているGPUコア「Kepler」シリーズを最初に採用したモデルです。今回のテスト最古参はGeForce® GTX500シリーズから「560」「580」のエントリー。プロセスライン40nmを採用した「Fermi」コアは先代GeForce® GTX400シリーズの発展型ですが、最新コアのシリーズにどこまで迫れるのでしょうか。

■検証ビデオカード一覧

※横にスクロールができます。

製品名コアプロセス(nm)シェーダ数コアロック(MHz)メモリ容量(MB)メモリクロック(MHz)メモリパス幅(bit)DirectX対応
GeForce® GTX780GK110282304863-9003072600838411.2
GeForce® GTX770GK1042815361046-10854096701025611.2
GeForce® GTX760GK104281152980-10334096600825611.2
GeForce® GTX750GK107285121020-10851024500812811.2
GeForce® GT740GK107283849931024500812811.1
GeForce® GTX680GK10428153610062048600825611.1
GeForce® GTX670GK1042813449152048600825611.1
GeForce® GTX660GK106289609802048600819211.1
GeForce® GTX650GK1072838410581024500812811.1
GeForce® GTX580GK110405127721536400838411
GeForce® GTX560GK11440336810-95010244004-448825611

■検証環境

検証環境に関しては、X79チップセット(Socket2011)にCore i7-4930K (Ivy Bridge-E)を選択しました。
「Quad Channel」メモリによる最速のメモリ環境とPCI Express Gen3.0対応によるグラフィックカードとの高速通信に対応。
※グラフィックドライバーは最新のNVIDIAドライバーver337.88を使用

CPUインテル® Core™ i7-4930K(3.40GHz)メモリ32GB DDR3-SDRAM PC12800(8GB×4枚)
チップセットインテル® X79チップセットSSD250GB S-ATA3
電源850W ATX (80Plus Silver)OSWindows® 7 Professional 64bit版 [正規版] Service Pack 1 (SP1) 適用済み)

ファンタシースターオンライン2 ベンチマークテスト テスト設定(計測結果は5回計測した平均値です。)

ウインドウモードテクスチャ解像度DirectX画面サイズシェーダ品質
高解像度フルスクリーンモード高解像度9FullHD (1920×1080)標準
 テスト結果
GeForce® GTX78049301
GeForce® GTX77040060
GeForce® GTX76025490
GeForce® GTX75012486
GeForce® GT7403815
GeForce® GTX68036896
GeForce® GTX67031272
GeForce® GTX66019544
GeForce® GTX6504322
GeForce® GTX58032914
GeForce® GTX56012972

モンスターハンターフロンティア 大討伐 ベンチマークテスト テスト設定(計測結果は5回計測した平均値です。)

ウインドウモードDirectX画面サイズシェーダ品質
フルスクリーンモード9FullHD (1920×1080)標準
 テスト結果
GeForce® GTX78024231
GeForce® GTX77020717
GeForce® GTX76015610
GeForce® GTX7508807
GeForce® GT7405206
GeForce® GTX68019078
GeForce® GTX67017037
GeForce® GTX66012984
GeForce® GTX6505511
GeForce® GTX58014674
GeForce® GTX5608975

ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア ベンチマークテスト テスト設定(計測結果は5回計測した平均値です。)

ウインドウモードDirectX画面サイズグラフィック設定
フルスクリーンモード9FullHD (1920×1080)最高品質
 テスト結果
GeForce® GTX78013207
GeForce® GTX77011766
GeForce® GTX7609437
GeForce® GTX7505808
GeForce® GT7403527
GeForce® GTX68011108
GeForce® GTX67010207
GeForce® GTX6608043
GeForce® GTX6503725
GeForce® GTX5809341
GeForce® GTX5605869

Heaven Benchmark 2.5 テスト設定(計測結果は5回計測した平均値です。)

ウインドウモードDirectX画面サイズ
フルスクリーンモード11FullHD (1920×1080)
 テスト結果
GeForce® GTX7802940
GeForce® GTX7702221
GeForce® GTX7601681
GeForce® GTX7501096
GeForce® GT740613
GeForce® GTX6802141
GeForce® GTX6701834
GeForce® GTX6601416
GeForce® GTX650644
GeForce® GTX5801513
GeForce® GTX560923

  GeForce®GTX560/GTX580

今回のテストに参加した中では最古参のGeForce® GTX500シリーズの2枚です。
発表から4年(2010/11/9発表)近くが経過しているため、絶対的な能力に関しては後継のGeForce® GTX600シリーズやGeForce® GTX700シリーズにかないませんが、その能力は高く、まだまだ現役といえます。
しかし、DirectX11のテスト結果では他のシリーズに比べるとあまり伸びていません。
今後増えると思われるDirectX11対応のゲームなどでは、力不足を感じることがあるかもしれません。

  GeForce®GTX650/GTX660/GTX670/GTX680

GeForce® GTX600シリーズは、最新のGeForce® GTX700シリーズにも搭載されているGPUコア「Kepler」シリーズを最初に採用したモデルです。
GeForce® GTX500シリーズに比べて、製造プロセスの微細化(40nm→28nm)による省電力化と低発熱化を実現し、パフォーマンスの大幅アップも実現しています。
消費電力の少なさから、旧世代のビデオカードからのアップグレード用としての人気も高く、今後増えると思われるDirectX11対応のゲームなどでもその能力を発揮してくれるでしょう。

  GeForce®GT740/GTX750/GTX760/GTX770/GTX780

NVIDIA最新のビデオカードがGeForce® GTX700シリーズです。
GeForce® GTX600シリーズで採用されたGPUコア「Kepler」を改良・発展させ、現状最高の能力をもったシリーズになります。
中でもGeForce® GTX780の能力が高く、全てのベンチマークで最高のスコアを出しています。また「DirectX11」の検証では他のグラフィックカードに比べて、スコアが大きく伸びています。
今後増えると思われる「DirectX11」対応のゲームなどでも、その能力を存分に発揮してくれるでしょう。

総評

今回は、ビデオカードの3Dグラフィックスの処理能力を各種ベンチマークソフトで検証しました。
そのテスト結果から、GeForce® GTX500シリーズ→600シリーズ→700シリーズと世代が新しくなるたびに、1.2〜1.3倍くらい能力が向上していることがお分かりいただけるかと思います。
※最新のGeForce® GTX780と2世代前のGeForce® GTX580を比べた場合、1.5〜2倍近い能力差が確認できています。

最新の3Dゲームの中にはDirectX11をサポートし、グラフィックカードに高い処理能力を求めているものも少なくありません。
そういった重量級のゲームを快適にプレイしたい方には、GeForce® GTX780の搭載をお勧めします。
GeForce® GTX780までは必要ないという方でもGeForce® GTX760 / GeForce® GTX770を選択いただければ、快適にプレイすることができます。
将来、アップグレードしたいと考えている方には、必要十分な能力を持つGeForce® GTX750がお勧めです。
グラフィックカードはパソコンにとって、とても重要な部品の一つです。後々のことも考えて余裕をもった性能のモデルを選ばれることをお勧めいたします。