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教えて!FRONTIER第26回

最新の内臓グラフィックス「Iris Pro グラフィックス 6200」でグラフィックス性能が大幅向上!

[2015年6月29日更新]

2015年6月2日に発表された、Intel 最新の第5世代Coreプロセッサー「Broadwell」は、14nmプロセスルールが採用されたCPUです。
従来の22nmプロセスルールより微細化され低減したTDP値(88W→65W)、大幅に向上した内蔵グラフィックスなど大幅に能力が向上しています。

  Intel 最新CPU「Broadwell」とHaswell系最速の「Devil's Canyon」のスペック比較

Intel 最新CPU「Broadwell」とHaswell系最速の「Devil's Canyon」では、どのような違いがあるのか、詳細を表にまとめました。

※横にスクロールができます。

製品名インテル Core i7-5775Cインテル Core i5-5675Cインテル Core i7-4790Kインテル Core i5-4690K
開発コードネームBroadwellBroadwellDevil's CanyonDevil's Canyon
製造プロセス14nm14nm22nm22nm
対応ソケットLGA 1150LGA 1150LGA 1150LGA 1150
動作周波数3.30GHz3.10GHz4.00GHz3.50GHz
アンロック対応
ターボブースト3.70GHz3.60GHz4.40GHz3.90GHz
コア数/スレッド数4コア/8スレッド4コア/4スレッド4コア/8スレッド4コア/4スレッド
インテル・スマート・キャッシュ6MB4MB8MB6MB
対応メモリDDR3-1600DDR3-1600DDR3-1600DDR3-1600
メモリチャンネル数2222
熱設計電力 (TDP)65W65W88W88W
内蔵グラフィックスIris Pro グラフィックス 6200Iris Pro グラフィックス 6200インテル HD グラフィックス 4600インテル HD グラフィックス 4600
グラフィック実行ユニット48基48基20基20基
グラフィック動作クロック1,150MHz(最大)1,100MHz(最大)1,250MHz(最大)1,200MHz(最大)

  CPU動作クロックは控えめでも、圧倒的な総合グラフィックス性能

最新CPU「Broadwell」シリーズは、CPUの動作クロックは控えめですが、CPU内部のデータ処理効率の改善により「Devil's Canyon」シリーズと比べクロックあたりの処理能力は約5%程の能力改善が行われています。
また、「Broadwell」シリーズの最大の改良点は、内蔵グラフィックスを「インテル Iris Pro グラフィックス 6200」に変更することにより、グラフィックス性能の大幅な能力向上が行われていて、これまでのCPU内蔵グラフィックスでは軽快にプレイすることが難しかったゲームも快適にお楽しみいただくことができます。また、マルチディスプレイや4K解像度の出力、強力な動画再生支援機能など多彩な機能を備え、幅広い用途に対応します。
製造プロセスの変更(22nm→14nm)により、大幅な省電力化(88W→65W)・低発熱化も実現します。

  最新CPU「Broadwell」を、ベンチマークテストで検証しました。

「Broadwell」の能力をベンチマークテストを使って「Devil's Canyon」と比較しました。CPU以外は同じ環境でテストを実施しましたので、スコアの差はCPUの能力差になります。
※テストを実施した時点では、「Broadwell」「インテル Iris Pro グラフィックス 6200」の正式ドライバは未発表でしたので「Iris&Intel HD グラフィックス 4600」用のドライバでテストを実施しました。

【 検証環境 】

マザーボードインテル® Z97チップセットメモリ16GB DDR3-SDRAM PC12800(8GB×2枚)
SSD250GB S-ATA3(6Gbps)電源装置1000W ATX 80PLUS PLATINUM
OSWindows® 8.1 Update 64bit版

※デバイスドライバのバージョンも同一のバージョンでテストを実施しています。

CPUベンチマークスコア

CPUの処理能力を計測した結果です。動作クロックの早い「Core i7-4790K」が高い数値を記録していますが、動作クロックの差が700MHzもある「Core i7-5775C」とのスコアの差があまりなく、動作クロックの差が300MHzしかない「Core i5-5675C」と「Core i5-4690K」では僅かながら「Core i5-5675C」の方が高い数値を記録していることから最新CPU「Broadwell」の方がより効率よくデータを処理していることが解ります。

ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマークテスト

『ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド』ベンチマーク(新FF14ベンチ)で内蔵グラフィックスの能力を確認しました。
画質は“標準画質(ノートPC用)”で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)でDirectX9モードとDirectX11モードをそれぞれ測定を実施しました。

「Broadwell」に内蔵されている「インテル Iris Pro グラフィックス 6200」の能力は、「Devil's Canyon」に内蔵されている「インテルR HD グラフィックス 4600」に比べて、約1.7〜2倍のスコアを記録しています。
このことにより、「Devil's Canyon」の内蔵グラフィックスでは、解像度と画質を思い切り下げてようやくプレイできるゲームが、「Broadwell」の内蔵グラフィックスでは、解像度と画質の調整は必要ですが、十分快適にプレイできるようになりました。

総評

CPU動作クロックは低く抑えられていますが、CPU内蔵GPUの性能は超期待できます。

ベンチマークテストの結果、「Broadwell」はCPU性能で「Devil’s Canyon」に一歩譲る結果となりましたが、内部処理の効率化や消費電力の改善、内蔵グラフィックスの大幅な能力向上が図られ、非常に幅広いユーザーのニーズに対応できる製品となっています。
内蔵グラフィックスの能力は第4世代の[Haswell」シリーズに比べ大幅に強化されていますので、普段はビジネスアプリケーションの利用が中心だけど、オフにはゲームをしたいという方や、コンパクトなパソコンが欲しいけど軽いゲームや動画関係の動作が快適な環境が欲しい方にはお勧めのCPUと言えます。
グラフィックカードを搭載した環境でも、省電力化により負荷のかかる処理を続けていても発熱が抑えられ、長時間安定して利用することができます。
用途を選ばず、さまざまなニーズに柔軟に応えることのできる、第5世代Coreプロセッサー「Broadwell」は、パソコンをより快適に利用したい全てのユーザーにお勧めです。