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第2世代インテル®Core™ プロセッサーの性能を数値で見る。

[2011年4月22日更新]

前回は、CPUの新機能について解説しましたが、今回は実際に色々なアプリケーションでどれほどの性能を発揮するのかを、ベンチマークも踏まえて解説します。

ベンチマークテストで使用しているパーツ構成は基本的には次の表のとおりとなります。ただし、状況に応じて異なる構成を使用する場合もあり、その場合は、あらためてテスト環境を記載しています。

※横にスクロールができます。

CPU動作クロックインテル®
デスクトップ・ボード
チップセットメモリーグラフィックストレージOS
インテル®Core™
i7-2600K
プロセッサー
3.40GHzDH67BLH67 Express2×2GB(DDR3 1333)内蔵グラフィックインテル®X25-M SATA(160GB)Windows 7 Ulitimate 64bit
インテル®Core™
i7-2600
プロセッサー
3.40GHzDH67BLH67 Express2×2GB(DDR3 1333)内蔵グラフィックインテル®X25-M SATA(160GB)Windows 7 Ulitimate 64bit
インテル®Core™
i5-2500K
プロセッサー
3.30GHzDH67BLH67 Express2×2GB(DDR3 1333)内蔵グラフィックインテル®X25-M SATA(160GB)Windows 7 Ulitimate 64bit
インテル®Core™
i5-2500
プロセッサー
3.30GHzDH67BLH67 Express2×2GB(DDR3 1333)内蔵グラフィックインテル®X25-M SATA(160GB)Windows 7 Ulitimate 64bit
インテル®Core™
i7-870
プロセッサー
2.93GHzDP55KGP55 Express2×2GB(DDR3 1333)RADEON HD 5450インテル®X25-M SATA(160GB)Windows 7 Ulitimate 64bit
インテル®Core™
i7-970
プロセッサー
3.20GHzDX58SOX58 Express3×2GB(DDR3 1066)RADEON HD 5450インテル®X25-M SATA(160GB)Windows 7 Ulitimate 64bit

  とにもかくにも動画編集でチェック!

CPUのパワーがもっとも注目される処理といえば「動画編集」、そして「動画エンコード」です。世はまさに「HD動画編集」で、その重要性はさらに高くなっています。「動画処理」を行うアプリケーションの多くは、マルチスレッドに対応しており、マルチコアに対応するインテル® Core™ プロセッサーにとっては、十二分に力を発揮できるステージです。そこで今回は2つの動画編集ソフトで、6コアのCore™ i7プロセッサー、第2世代のCore™ i5/i7 プロセッサー、そして前世代のCore™ i7-870 プロセッサーを使って、パフォーマンスをチェックしてみます。

■ペガシス「TMPGEnc Video Mastering Works 5」

解像度1920×1080のAVCHD動画(約1分)を4MbpsのH.264/AVCに変換するのにかかった時間を計測しました。計測結果を見ると、Core™ i7-2600KおよびCore™ i5-2500Kは、前世代のCore™ i7-870はもちろん、6コアを誇るCore™ i7-970も一蹴しています。「インテル® クイック・シンク・ビデオ」の効果が大きく表れているのがわかります。


図:TMPGEnc Video Mastering Works 5のベンチマーク

■サイバーリンク「PowerDirector 9 Ultra 64」

「PowerDirector 9」も、「インテル® クイック・シンク・ビデオ」への対応により、驚異的な処理速度を実現するソフトのひとつです。こちらもCore™ i7-2600KとCore™ i5-2500Kが圧倒的なスピードを発揮しています。6コアのCore™ i7-970のスコアもかなり良好ではありますが、大きな差を付けられる結果となりました。「PowerDirector 9」を利用する場合は、「インテル® クイック・シンク・ビデオ」に対応した第2世代 インテル® Core™ プロセッサーシリーズがベターな選択です。

図:PowerDirector 9 Ultra 64のベンチマーク

インテル®クイック・シンク・ビデオとは

動画コンテンツは通常、特定のフォーマットに圧縮、エンコードされた形でハードディスクや DVD、ビデオカメラ、携帯電話、放送メディアなどに保存されています。こうしたコンテンツを再生したり、DVD やブルーレイディスクに記録したり、携帯電話に転送したりするには、いったんデコード(圧縮されてデータを復元)してから別のフォーマットに再エンコード(再生されるデータに変換)する必要があり、この処理には非常に多くのリソースと時間が必要になります。インテル® クイック・シンク・ビデオはこのデコードとエンコードの処理を高速化し、変換を短時間で完了させます。また、処理中もプロセッサーは他のタスクを実行できるため、全体的な PC のパフォーマンスが向上します。

インテル® クイック・シンク・ビデオイメージ

  高画素化が進む画像編集

デジタルカメラの高画素化はとどまることを知らず、携帯電話に搭載されたカメラ機能でさえ1,000万画素を上回ることが珍しくなくなっています。
さらに最近では、デジタル一眼レフカメラも幅広く普及しており、撮影した膨大なデータをパソコンで処理する機会も多くなってきています。

■アドビシステムズ「Adobe Photoshop CS5 Extended」

今回は約20MBのJPEGファイル2枚に「アンシャープマスク」「ダスト&スクラッチ」「エッジの強調」「ぼかし(ガウス)」「照明効果」といったフィルタを順に施したときの処理時間を計測しています。結果は下のグラフのとおりで、Core™ i7-970 プロセッサーがわずかな差ながらも勝利を収めています。このあたりは、6コア/12スレッドの効果に加えて、トリプルチャンネルDDR3によるメモリーアクセススピードの差も影響しているかもしれません。

図:Adobe Photoshop CS5 Extendedのベンチマーク

■市川ソフトラボラトリー「SILKYPIX Developer Studio Pro」

「SILKYPIX Developer Studio Pro」を使って、およそ15MBのRAWデータ20枚をJPEGファイルとして現像するのにかかった時間を計測しました。マルチコアCPUへの最適化が図られているだけあって、4コア/8スレッドのCore™ i7-2600が勝利。それにCore™ i5-2500が続くという結果となっています。 Core™ i7-870は、4コア/8スレッドですが、動作クロックの低さが敗因となったようです。

図:SILYPIX Developer Studio Proのベンチマーク

  CPU性能も重要なオンラインゲーム

ゲーミングPCを構築する際、もっとも重要なパーツはグラフィックカードです。3Dグラフィックス満載の最新ゲームをPCでプレイするなら、ハイエンドのグラフィックカードは必須。しかし、グラフィックス・ボードさえハイエンドなら問題ないのか? 答えはノーです。CPUもゲーミングPCには重要な要素であり、CPUのパワーがあってこそ、ハイエンドGPUによる描画処理も活きます。モノの動きをリアルにする物理演算、プレイヤーキャラ以外のNPCを動かすAI(人工知能)処理などは、CPUパワーに委ねられていることが多いのです。美麗な描画処理はグラフィックカードが、スムーズなゲームプレイはCPUが担います。特に最近では、各処理がマルチスレッド化されていることが多く、マルチコアCPUはゲーミングPCの必須パーツといっても過言ではないのです。

■カプコン「ロスト プラネット2」

『ロスト プラネット 2』には「TypeA」と「TypeB」、2種類のベンチマークプログラムが用意されていますが、テストの内容によって、CPUの差がはっきりと現れるものと、そうでないものがあることがわかります。なお、テストにはNVIDIA GeForce GTX 580を使用してます。ここで示した結果はDirectX9版のスコアです。

ロスト プラネット2イメージ
ロスト プラネット2イメージ

(記事元:株式会社毎日コミュニケーションズ)