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やはり最強。6コアCPUの能力!

[2011年5月6日更新]

第4回第5回と、第2世代 インテル® Core™ プロセッサーシリーズを紹介してきましたが、忘れてはならないのが以前から発売されていたCoreシリーズの6コアモデル。第1世代でありながら、現在も最強の性能を発揮し続けています。そんな6コアCPUの性能について詳しくご紹介していきます。

  6コアCPUとは?

2010年初頭に登場したCPU群の中でひときわ注目を集めたのが、6コアを搭載したハイエンドモデルです。
まずは最上位モデルとして「インテル® Core™ i7-980X プロセッサー エクストリーム・エディション」が登場。続いてリリースされたのが、やや機能を絞った「インテル® Core™ i7-970 プロセッサー」、その後最上位となる「インテル® Core™ i7-990X プロセッサー エクストリーム・エディション」が発売されました。

これらのCPUは、製造プロセスこそ第2世代インテル® Core™ プロセッサーシリーズと同じ32nmですが、アーキテクチャー的には一世代古い存在です。しかし、それを補って余りあるのが「6コア」の存在です。第2世代インテル® Core™ プロセッサーシリーズにおいて、現時点での最上位は4コアモデル。最大12スレッドによる処理が可能な6コアCPUは、依然、最高峰に位置する存在として見逃すわけにはいきません。(2011年5月6日現在)

図:1つのダイに6コアを搭載

  6コアCPUの実力

インテル® Core™ i7-970 プロセッサーをはじめとする6コアCPUのパフォーマンスを十全に引き出すためには、アプリケーションの対応が必須となます。最近ではマルチスレッド化されたアプリケーションも増えており、6コアCPUを活かせる舞台も広がりつつあります。ここでは、6コアCPUからはインテル® Core™ i7-970 プロセッサー、第2世代 インテル® Core™ プロセッサーシリーズからはインテル® Core™ i7-2600 プロセッサーを代表としてパフォーマンスの比較をします。

従来はプロフェッショナルの領域だった3DCGの作成も、現在ではアプリケーションが充実し、手軽にチャレンジできる環境がそろいつつあります。そんな3DCGでの6コアCPUの性能を見てみたいと思います。

■CINEBENCH R11.5

まずは3D画像をレンダリングするベンチマークソフト「CINEBENCH」を使って、各プロセッサーのパフォーマンスを比較。ベンチマークソフトだけあって、6コア/12スレッドの効果が非常にわかりやすくあらわれています。

図:CINEBENCH R11.5<のベンチマーク図:CINEBENCH R11.5<のベンチマーク

■イーフロンティア「Shade 12 Standard」

イーフロンティアの「Shade 12 Standard」を使って、レンダリング処理の速度を計測。6コア/12スレッドのパワーは、ベンチマークソフトだけではなく、実際のアプリケーションでも効果的であることがわかります。

図:CINEBENCH R11.5図:Shade 12 Standardのベンチマーク

家庭用ビデオカメラもフルHD撮影が当たり前となったいま、動画編集での負荷は一昔前よりも大きく増大しています。そんなハイパフォーマンスが求められる、動画編集の中でも、特に時間が掛かる処理の1つ動画エンコードで、CPUの性能を図りました。

■アドビ システムズ「Adobe Premiere Pro CS5」

アドビシステムズの「Adobe Premiere Pro CS5」を使って、動画エンコードの速度を計測。Core™i7-2600K プロセッサーにかなり迫られているものの、きっちり頭差だけ抜けた感じです。アプリケーションさえ対応していれば、6コア/12スレッドのパワーは確実に発揮されることがこの結果からも伺えます。

図:Adobe Premiere Pro CS5のベンチマーク

  6コアCPUを活かせる舞台は?

上記テストで6コアのパワーを見せつけたインテル® Core™ i7-970 プロセッサーですが、あくまでもその性能が十全に発揮されるのは、最適化されたマルチスレッド環境に限定されます。マルチスレッド対応アプリケーションが増えつつある昨今ですが、さすがに6コア/12スレッドをフルに使い切るアプリケーションはまだまだ少数派です。下のグラフでもわかるとおり、使用するスレッド数が少なくなると、6コアCPUといえども、Core™ i7-2500K/2600Kプロセッサーの後塵を拝することになります。

現状では、6コア12/スレッド処理が可能なCPUの性能をフルに発揮できるようなアプリケーションはまだまだ少ないといえます。しかし、1つのアプリケーションですべてを使うのは難しいですが、複数のアプリケーションでならそれほど難しいことではありません。そう、マルチタスク環境なら、6コアの恩恵はかなり大きなものとなります。ネットワークゲームをしながら、メールチェックをし、バックグラウンドではウイルススキャンを走らせる……。そんなマルチタスク環境が一般的な状況においては、6コアCPUのポテンシャルが余裕となって、快適なパソコンライフを創造するはずです。

図:CINE BENCHとShadeのベンチマーク

(記事元:株式会社毎日コミュニケーションズ)