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教えて!FRONTIER第2回

グラフィックカードの選び方を伝授!(スペック表の見方)

[2011年2月1日更新]

第1回でグラフィックボードの役割を理解いただけたと思います。
今回は、自分にどのグラフィックカードがぴったりなのかよくわからないという方のために各グラフィックカードの違いについて見ていきましょう。
まずは下の表を見てください。

※横にスクロールができます。

製品名コアプロセス総合型
シェーダー数
コアロックメモリ容量メモリクロックメモリ
パス幅
DX対応DVI-IHDMI/
HDMI-mini
Display
Port
D-subBTO価格目安
GeForce GTX 580GF11040nm512772MHz1536MB4008MHz384bitDX1121--6万3千円前後
GeForce GTX 480GF10040nm480700MHz1536MB3696MHz384bitDX1121--5万8千円前後
ATI Radeon HD 5870Cypress XT40nm1600850MHz1024MB4800MHz256bitDX11211-4万5千円前後
GeForce GTX 570GF11040nm480732MHz1280MB3800MHz320bitDX1121--4万4千円前後
GeForce GTX 460GF10440nm336675MHz1024MB3600MHz256bitDX1121--2万7千円前後
GeForce GTS 450GF10640nm192783MHz1024MB3608MHz128bitDX1121--1万6千円前後
GeForce GTS 250G92b55nm128738MHz512MB2200MHz256bitDX102---1万1千円前後
GeForce GT 430GF10840nm96700MHz1024MB1800MHz128bitDX1111-19千円前後
GeForce GT 240GT21540nm96550MHz512MB3400MHz128bitDX10.111-18千円前後
GeForce 210GT21840nm16589MHz512MB1000MHz64bitDX10.111-15千円前後

  グラフィックカードを選ぶポイント

上の表は、2011年1月現在、FRONTIERで取り扱っているグラフィックカードのスペック一覧です。上から性能順に並び、性能同様に価格についても高いものから並んでいます。

グラフィックカードを選ぶ際に着目すべきポイントは、何に使いたいか(何がしたいのか)ということを念頭に置きながら見ていくことです。例えば、美しい3Dグラフィックスが特徴のオンラインゲームを快適に楽しみたいのであれば、「統合型シェーダー数」と「コアクロック」、「メモリ容量」が重要となります。また、DVDやBlu-rayを始めとした動画を楽しみたいのであれば「メモリ容量」「メモリクロック」「メモリバス幅」に注目すれば良いでしょう。
それらのポイントと自分の予算を照らし合わせながら選んでいきます。

  スペック表の見方

グラフィックカードを選ぶ際のポイントは掴めたと思いますが、各性能の意味を知らなければ適切なものを選び出すことはできないと思います。
各項目について簡単にですが説明していきますので、ご興味ある方はご参考ください。一気にグラフィックカードへの知識を深める事ができます。

  • 製品名
  • コア/プロセス
  • 統合型シェーダー数
  • コアクロック
  • メモリ容量/メモリクロック/メモリバス幅
  • DX対応
  • ポート類

■製品名

通常目にすることの多いグラフィックカード(正確には搭載されているグラフィックスチップ)の製品名です。現在、コンシューマ向けグラフィックカードとして主流となっているのは、NVIDIA社が開発した「GeForce」と、AMD社の「ATI Radeon」で、両社の製品名から様々な情報を読み取る事ができます。

GeForceシリーズロゴ

GeForceシリーズは「シリーズ名」「クラス」「世代」「性能指標」からなっています。
GeForce GTX 480の場合[シリーズ名=GeForce、ランク=GTX、世代=4、性能指標=80]

Radeonシリーズロゴ

また、Radeonの場合であれば、「シリーズ名」「世代」「性能指標」からなっています。
ATI Radeon HD 5870の場合[シリーズ名=ATI Radeon HD、世代=5、性能指標=870]

基本的にGeForceでもRadeonでも性能指標は数字の大きい方が高性能だということになっています。但し、GeForceとRadeonでは数字の付け方が違うので、相互での比較はできないため、これはあくまでも各製品間での話です。GeForceのランクについては、GTXがハイエンド、GTSとGTがパフォーマンス、GSがメインストリーム、Gと無印がローエンドと位置付けられます。

製品名
GeForce GTX 580
GeForce GTX 480
ATI Radeon HD 5870
GeForce GTX 570
GeForce GTX 460
GeForce GTS 450
GeForce GTS 250
GeForce GT 430
GeForce GT 240
GeForce 210

■コア

コアは各製品が搭載しているグラフィックチップのことです。この使用されているコアによって対応している命令が違ったり、パフォーマンスに差が出てきます。どのコアを使っているからどうだという話は通常使用していく上では気にすることのない話なので、開発者でもない限りはどのコアが使われているのか知っておく程度で良いと思います。

■プロセス

プロセスは、搭載されているコアがどの開発プロセス(つまり、大きさ)で設計されているかということです。こちらも、コア同様知っておく程度でOKです。

製品名プロセスコア
GeForce GTX 58040nmGF110
GeForce GTX 48040nmGF100
ATI Radeon HD 587040nmCypress XT
GeForce GTX 57040nmGF110
GeForce GTX 46040nmGF104
GeForce GTS 45040nmGF106
GeForce GTS 25055nmG92b
GeForce GT 43040nmGF108
GeForce GT 24040nmGF215
GeForce 21040nmGF218

■統合型シェーダー

統合型シェーダーは、別名SP(Streaming Processing Unit)とも呼ばれ、グラフィックス描画では主にシェーディング(陰影)処理に使用されます。この数の多さが3Dグラフィックス描画の性能に大きく影響してくることはもちろんですが、最近ではGPGPU(NVIDIAでは「CUDA」、AMDでは「ATI Stream」)に対応したアプリケーションも増えてきており、ゲームをやらないユーザーにとっても重要な項目の一つとなってきています。

製品名統合型シェーダー数
GeForce GTX 580512
GeForce GTX 480480
ATI Radeon HD 58701600
GeForce GTX 570480
GeForce GTX 460336
GeForce GTS 450192
GeForce GTS 250128
GeForce GT 43096
GeForce GT 24096
GeForce 21016

■コアクロック

CPUのクロックと同様に、グラフィックスチップ(GPU)にも動作クロックが存在します。簡単に言えば、そのコアがどの位のスピードで動いているかということです。グラフィックカードの性能は、コアそのものの性能、統合型シェーダー数、メモリ容量などによって大きく変わってくるため、あくまでも参考値として見てください。

製品名コアクロック
GeForce GTX 580772MHz
GeForce GTX 480700MHz
ATI Radeon HD 5870850MHz
GeForce GTX 570732MHz
GeForce GTX 460675MHz
GeForce GTS 450783MHz
GeForce GTS 250738MHz
GeForce GT 430700MHz
GeForce GT 240550MHz
GeForce 210589MHz

■メモリバス幅

メモリバス幅は簡単に言えば道の広さです。例えば、時速100kmの高速道路で、2車線よりも4車線の方がスムーズに多くの車が通れるのと同じように、同じメモリ容量でもバス幅によって処理速度が変わってくるのです。グラフィックカードを選ぶ際に迷ったらメモリバス幅をチェックしてみてください。

■メモリクロック

メモリクロックはコアクロック同様に他の要素によってグラフィックカードそのものの性能は変わってくるので、あくまでも性能指標の一つとして見てください。
但し、メモリ容量が同じグラフィックカードの選択に迷ったら、メモリバス幅と併せてチェックしてください。

■メモリ容量

グラフィックカードを搭載する目的の一つは、パソコンのメインメモリとは切り離した(独立した)メモリを持つことです。オンボードのグラフィック機能でもディスプレイモニターに映像を映し出すことは可能ですが、その場合パソコンのメインメモリからグラフィック描画用に容量を振り分けることになります。つまり、パソコンの処理速度を犠牲にしてグラフィック描画に使うというわけです。
ハードウェアアクセラレーションに対応したアプリケーションの場合、グラフィックカードを搭載していればボード側のメモリを使うことでパソコンの処理速度を落とすことなくグラフィック描画ができます。最近の動画再生ソフトなどではほとんどの場合ハードウェアアクセラレーションに対応しているので、DVDやBlu-rayをコマ落ちせずに高解像度で見るにはグラフィックカードを搭載することをオススメします。

製品名メモリパス幅メモリクロックメモリ容量
GeForce GTX 580384bit4008MHz1536MB
GeForce GTX 480384bit3696MHz1536MB
ATI Radeon HD 5870265bit4800MHz1024MB
GeForce GTX 570320bit3800MHz1280MB
GeForce GTX 460256bit3600MHz1024MB
GeForce GTS 450128bit3608MHz1024MB
GeForce GTS 250256bit2200MHz512MB
GeForce GT 430128bit1800MHz1024MB
GeForce GT 240128bit3400MHz512MB
GeForce 21064bit1000MHz512MB
    各関係を車に例えると・・・
  • ・メモリパス幅=車線の多さ
  • ・メモリクロック=走行スピード
  • ・メモリ容量=車の大きさ(どれだけの多くのものや人を運べるか)

■DX対応

2011年1月現在のDirectXの最新は11.0です。DirectXとは、マイクロソフト社がゲームやマルチメディア処理用に開発したAPI(Application Programming Interface)です。簡単に言えば、ゲームを作る際に使用するインターフェースのことなのですが、基本的に新しいバージョンのDirectXの方がより多くの表現が可能になります。このDX対応は、グラフィックカードがどのバージョンのDirectXに対応しているかを示しているものです。但し、遊びたいゲームがどのバージョンのDirectXで作られているのかはしっかりと確認しておいてください。グラフィックカードがDirectX 11に対応していれば、それ以下のDirectXは問題無く動かすことができますが、ゲームそのものが古いバージョンのDirectXで作られていた場合には、いくらグラフィックカード側で最新のDirectXに対応していたとしても何に意味も持ちません。遊びたいゲームが決まっているのであれば、そのゲームに使用されているDirectXのバージョンを確認し、もしDirectX 9や10であれば、仮に最新のDirectXに対応していないグラフィックカードだとしても選択肢から外す必要はありません。

製品名DX対応
GeForce GTX 580DX11
GeForce GTX 480DX11
ATI Radeon HD 5870DX11
GeForce GTX 570DX11
GeForce GTX 460DX11
GeForce GTS 450DX11
GeForce GTS 250DX10
GeForce GT 430DX11
GeForce GT 240DX10.1
GeForce 210DX10.1

■ポート類

パソコンをディスプレイモニターにつなぐときに使用するのが出力ポートです。デュアルディスプレイ環境を作るときはもちろんのこと、HDMIケーブルで大画面TVとつなぐ場合にもグラフィックカードに対応ポートが搭載されていることが必要です。自分の使用環境を考えながら、対応したポートを持ったグラフィックカードを選ぶようにしてください。

ボート図
製品名D-subDisplay
Port
HDMI/
HDMI-mini
DVI-I
GeForce GTX 580--12
GeForce GTX 480--12
ATI Radeon HD 5870-112
GeForce GTX 570--12
GeForce GTX 460--12
GeForce GTS 450--12
GeForce GTS 250---2
GeForce GT 4301-11
GeForce GT 2401-11
GeForce 2101-11