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教えて!FRONTIER第3回

グラフィックカードの選び方を伝授!(ベンチマークの重要性)

[2011年2月15日更新]

第2回でグラフィックカードのスペックの見方を説明しましたが、何となくでも理解いただけましたか?やりたいことに合わせて重要となる項目に着目し、自分の予算と照らし合わせながら選んでいくのがグラフィックカードの選び方の基本です。ただし、実際にグラフィックカードを選ぶ際には、使用するアプリケーションやプレイするゲームによってパフォーマンスが大きく変わってくるため、ベンチマーク結果などを参考に選ぶことが重要となってきます。ベンチマーク結果を見てどのスペックが大きく影響したのかが分かるようになれば、自分にとって最適なグラフィックカードを失敗せずに選ぶことができるようになると思います。(※ベンチマークとは、パソコンのハードウェアやソフトウェアの処理速度を計測する試験のことです)
では、実際にベンチマークを使ったグラフィックカードの選び方を見てみましょう。

  ファイナルファンタジーXIVベンチマークから性能の違いを見る

下のグラフは、オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークソフトを使用して各グラフィックカードの性能を比較したものです。

数値そのものはグラフィックカードだけではなく、CPUやメモリなどその他の要素で大きく変わってくるので、あくまでも同じ環境下でのグラフィックカードの性能差を見比べてください。GeForce GTX 570が5,125となっており、GeForce GTX 480を上回る結果となりました。これはコア及びメモリクロックの高さが功を奏したのでしょう。他にも、GTS 250で言えば、コアクロックの高さとメモリバス幅の広さで旧世代のグラフィックスチップでありながら、比較的良い結果を残しています。このように、実際のベンチマーク結果を基にしながら、どの項目が重要視されているのかに着目して予算と照らし合わせながら自分に合ったグラフィックカードを選んでいけば良いと思います。
今回の結果から、ファイナルファンタジーXIVで遊ぶことを目的にグラフィックカードを選ぶなら、GeForce GTX 480よりも約1万円安く購入することができ、さらにベンチマーク結果が上回るGeForce GTX 570を迷わずオススメします。(※推奨認定パソコン以外での動作については保証対象外なので注意が必要。)

  ゲームのコンフィグ設定

将来的にグラフィックカードを乗せ換えることができるのがBTOパソコンの良いところですが、どうしても今は予算が無いという場合もあると思います。では限られた予算でやりたいことを実現することはできないのでしょうか?実を言うと可能なのです。要は自分がどの機能を重要視するのか?ということです。
例えば、やりたいゲームがある場合に、ベンチマーク結果として低い結果が出てしまった。しかし、あきらめることはありません。自分が何をしたいのかをもう一度考えてみてください。ゲームをプレイすることが目的なのか、それとも、多少もたついてもある程度キレイな画面で楽しみたいのか。それによって必要なグラフィックス機能は大きく変わってきます。その必要なポイントにグラフィックカードの力を注いでやれば良いのです。一例として、グラフィックス機能を調整することが可能なよくあるゲームコンフィグ設定について解説していきます。
(コンフィグ設定の各項目は、ゲームによっては設定できないものもあります。)

■画面モード

通常、ウィンドウモードとフルスクリーンモードが用意されており、ウィンドウモードの場合はゲームをプレイしながら他のアプリケーションを利用でき、フルスクリーンモードの場合はゲーム画面をディスプレイ一杯に広げることで迫力のあるプレイが楽しめる、というメリットがあります。
それぞれに長所と短所があり、ウィンドウモードは当然のことながらゲームの画面領域が小さくなり、フルスクリーンモードでは他のアプリケーションが一切利用できなかったり、ゲームによっては特定のキーを押すことで強制終了してしまうものもあります。

図:画面モードの違い

■画面解像度

画面の解像度を高くすれば、同時に表示されるピクセル数が増加するのでグラフィックスの品質を向上させることができます。グラフィックスをより精細にすることで、図形などのギザギザをより目立たなくすることが可能となります。

図:画面解像度の違い

■アンチエイリアシング/アンチエイリアス

ゲーム上で使われるポリゴンの角に現れるギザギザ(ジャギ)を目立たなくする技術で、角を滑らかにし、少し不鮮明にすることで、描かれた物体をキレイに見せるためのものです。
 

図:アンチエイリアシング/アンチエイリアスの違い

■シャドウ品質

キャラクターの影の描画品質を調整するものです。当然のことながら、品質を高くすると負荷は高くなり、品質を低くすると負荷も低くなります。
 

図:シャドウ品質の違い

■テクスチャ品質

ポリゴンの質感表現に使用される画像の品質を調整するためのもので、品質が高いほど美しくなります。その反面グラフィックメモリを多く消費するため、キレイな画面でゲームを楽しみたいならメモリ容量の多いグラフィックカードを選ぶようにしてください。

図:アンチエイリアシング/アンチエイリアスの違い

  オススメのグラフィックカード

全3回の説明で、ある程度自分でも最適なグラフィックカードを選ぶ力がついたと思いますが、ご参考までにオススメのグラフィックカードを紹介しておきます。(2011年2月現在)

■3Dゲームや動画編集、3DCGなどを楽しみたい

まずは統合型シェーダー数とコアクロック及びメモリクロックに着目し、「GeForce GTX 570」がオススメです。コアの世代も新しく、これから出てくるゲームやアプリケーションにも柔軟に対応していけると思います。

■DVDやBlu-ray、地デジといった動画や、デジカメ画像を快適に楽しみたい

コアクロックとメモリ容量、メモリクロック、メモリバス幅に着目し、「GeForce GT 430」がオススメです。予算に余裕があれば、数千円アップするだけで3D描画にも2D描画にもバランスのとれた性能を手に入れることができる「GeForce GTS 250」へ変更するのもオススメです。

図:ゲームにオススメのGeForce GTX 570